失恋

失恋の辛さを乗り越える。失恋の先にある未来の為に寄り添うこと

投稿日:2018年8月15日 更新日:

どうすることも出来ない失恋

誰かを好きになって、ずっと傍に居たいと思っていても別れが訪れる時があります。

私の友人Aちゃんにはとても大好きな恋人がいました。
二人は7年程のお付き合いをし、
翌年には婚約をする事になった時に恋人が
事故によって亡くなってしまったのです。

どうすることも出来ない「死別」

あまりに突然で、いつも明るかったAちゃんからは
笑顔が消えてしまい自分の世界に閉じ籠る様になってしまいました。

外出も殆どなくなり、いつも何処か遠くを眺めてそんな
Aちゃんの姿を見ているだけで胸が痛んでいました。

食事も喉が通らないのか日に日に痩せていき、
失恋がどれだけ自分を追い込み傷付いていくのか目の当たりにされたのです。

しばらくして、Aちゃんとのお泊まり会がありそこでAちゃんの心境を聞けました。

始めは普段通りのAちゃんでしたが次第にA
ちゃんの方から話をされ、みるみる内に目には
涙が溢れAちゃんはそれでもやめずに話してくれました。

悲しくて、そして空っぽになったかの様でどうしたら
良いのか分からなく毎日生きていくのが辛いと言っていました。

話を聞く事しか出来ず、Aちゃんの終わってしまった恋に対しどう
言葉をかけていいのか分からない自分に苛立ちさえありました。

これまでに失恋を経験しても、そんなに悲しみでいっぱいになる事がなく
Aちゃんの気持ちを理解し寄り添えてない様に思たのです。

でも分からなくても仕方がないのだと思いました。

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失恋時を過ごす・寄り添う

わたしはAちゃんではないしAちゃんの様な体験をしていない、
なら私が失恋をした時に気持ちが楽になった方法で
Aちゃんにも試してもらう事にしたのです。

Aちゃんを車に乗せ、私は田舎の山道をひたらすら車を走らせました。
どこを見ても緑色に染まった山々を走り、
そのまま山奥の温泉へ行きAちゃんにまずリフレッシュしてもらい
次に道中にあるアイスクリーム屋でアイスクリームを食べました。

Aちゃんは何処へ言ってもキラキラと目を輝かせ嬉しそうにしていました。

山を下りてからも私がよく行くご飯屋さんに連れていったり、
眠れないならと深夜にカラオケへ向かい帰りには
DVDを借りてきて私が出来る限りの事をしてみたのです。

何が正解かは分かりませんが、
私なりにAちゃんに少しでも笑顔になって欲しい一心でした。

眠る際にAちゃんは布団の中でありがとうと言い
『失恋をして悲しんでいるばかりの自分で居るのは嫌だった。』
『でも一人では動けずにいた事をしてくれて、こんな楽しい過ごし方を忘れていた。』
そう言っていました。

私はそんなAちゃんの言葉に逆に救われた気がしました。

数年後、Aちゃんは新たな人に恋をし愛する事ができました。

私がもし自分が壊れる辛い失恋をした時には
どんな風に立ち直れるか分かりませんが、
Aちゃんがお泊まりの帰りに私が失恋をしたら
Aちゃんが思う楽しい事を一緒に過ごすと約束してくれました。

失恋+過ごし方は、自分ではうまく過ごせない時だと思います。

完璧に分かり合う事は出来ませんが、
誰かと過ごす失恋の時期はいつまでも大切な事だと思います。

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